キャベツうにで、「輪」と「和」が広がっています。

全国各地に広がりをみせている養殖・蓄養ウニ。

今日6月15日(金)、横浜市中央卸売市場本場センタービルにて、第2回『キャベツうに』のお披露目会が開催されました。

キャベツうにと言ったら、神奈川県水産技術センター臼井一茂氏が研究を始めたキャベツでムラサキウニ飼育するプロジェクトです。

その臼井先生にも公認頂き、当社は『キャベツうに』を飼育して2年目=今年で2回目になります。

そして今年もJF横須賀市大楠漁協、県内唯一の水産系公立高校・神奈川県立海洋科学高等学校との協力・強力タッグを組みながら、今年は4月9日よりプロジェクト開始となりました。

今年は前回の失敗を糧に、当社では飼育水槽や飼育方法を変更してみました。

ムラサキムラサキウニの摂餌率を高めるために、養殖魚を運搬する時に使うケースを利用してみました。

飼育する水槽も、アナゴや貝類を一時プールするために使用する本格的なモノを会社より貸してもらいました。

それでも餌となるキャベツが流れ出て、キャベツの切り方を千切りに変更したり、飼育ケースの置き方を変更したりと試行錯誤の連続でした。

今年のキャベツうに』如何でしたか?

賛否両論あると思いますが、全体的な意見として「ウニが苦手でも食べれた」「ウニ独特の磯臭さがない」「甘くて美味しい」と好評価を頂いていたのですが・・・・・。

「色目が悪い」「ウニ本来の旨味が薄い」と言う改善点を出席頂いた多くのお客様から頂きました。

甘い辛いは個人の嗜好などで千差万別、しかし色彩はほゞ共通した認識だと思います。

これでキャベツうにが終わった訳ではありません、むしろ今日ご出席頂いたお客様の貴重なご意見を糧に次のスタートを切りたい思います。

今回キャベツうに飼育に興味を持って頂いた横浜市立三ツ沢小学校の遠藤先生を始めご児童ご父兄の方々、如何だったでしょうか?

キャベツうにの飼育を通りして、生物飼育=理科、市場について=社会、磯焼け、共同作業=特別活動にも繋がって行くと思います。

歳を追うごとに『キャベツうに』の輪は、人の和として確実に広がっています。

これも大きな成果です。

そして今回の最大の目標である『販売』に、少しでも近づければと思います。

荷受でこんな活動しているのは可笑しいのかな?

でも、当社キャベツうにプロジェクトメンバーは、純粋に魚が好きで、探究心の強い人の集まりかもしれません。

だから簡単には何事も諦めませんよ!