今鮮魚扱いの仲卸の中で、噂になっている魚がいます。
それは鮮魚課小島社員が扱っている島根県浜田のどんちっちアジで有名な源蔵丸より出荷されたカツオなんです。
もしかしたら変な噂・・・・・。
いえいえ、そのカツオが素晴らし過ぎて噂になっているんです。
そのカツオを最初に教えてくれたのは㈲元初商店の大菊社長で、今月の10日くらいだったと記憶しています。
その味わいはカツオじゃない脂ののりで、マグロにも匹敵するような味わいと大菊社長は絶賛。
但し、本来カツオが持つ独特の癖がないので、賛否の意見が分かれる可能性があることもコメントしてくれました。
この日本海で獲れたカツオこそ、別名『迷いカツオ』と呼ばれるレアなカツオなん です。
カツオは黒潮に乗って太平洋沿岸を北上する『初ガツオ』、海水温の低下に伴い南下する『戻りガツオ』が一般的。
しかし極稀に日本海に迷い込んで北上、南下するカツオがいます。
このカツオは海水温が低い日本海を泳いでいるため、身が引き締まり、脂ののりや香り、味わいが素晴らしいそうです。
このカツオこそが『迷いカツオ』なんです。
当然入荷量はまとまらない、幻のカツオですから見つけたら絶対に買いですよ。