特種相対品課北村社員のセリ場にありました、紅く艶めかしい輝きを放つあれが・・・・・。
蝶がネオンに、カブトムシが樹液に引き寄せられるように、ついつい確認してしまうのは習性なんでしょうか。
その正体は鯨、北海道は釧路沖で捕獲されたミンククジラです。
えっ!?
赤特の表示ですが、もしかしたら最高級部位らしきモノが・・・・・。
それは尾肉と呼ばれる鯨の尾の部分で、別名尾の身と呼ばれている稀少部位です。
見ての通り、これが鯨なのと思わせる見事なさし。
まるで、高級牛肉の霜降りのようです。
グルメの横浜市詰所職員Iさんに、尾の身の話をしたら興味津々。
いつもいいモノを食べていると自慢しているIさん、グルメを気取るなら尾の身は絶対外せませんよ。
比較対象としては国産A5ランクの黒毛和牛かな。
肉にブランド名がつくとお値段がかなり跳ね上がりますが、それに比べたら尾の身は安いものです。
しかも1度に刺身で食べる分も、極々薄く切って少量を大事に味わう食べるモノじゃないかと勝手に思っています。
口の中に尾の身を入れると、自然と舌の上で脂が徐々に融けて行く感覚が堪りません。
尾の身、そして鯨は、誰でも食べれるモノではありません。
折角、入手する機会がすぐそばにあるのなら、その機会を自ら潰すことはないと思いませんか。