とてもフレッシュ、ジューシーと言う修飾語がぴったりなクジラが、特種相対品課北村社員のセリ場に登場です。
三重県尾鷲市九鬼町の定置漁業のおいて正規に捕獲したミンククジラで、和歌山県太地町漁業協同組合にて入札販売されたものが当市場で販売されています。
和歌山県の太地町は、日本における捕鯨発祥の地と言われています。
1606年慶長11年、和田家の一族(豪族)の和田頼元が外来の漁師などと共に原始的な捕鯨技術の開発を行い、太地浦を拠点として組織的な捕鯨を行ったのが始まりと言われています。
今日のミンククジラは今週17日(火)に捕獲されたものなので、新鮮さは自信があります。
お魚捌き方教室の講師として活躍されている仲卸伊勢勝片山社長に、どのタイミングで食べるべきか聞いてみました。(新鮮なうちか熟成させるのか?)
・クジラは時間が経過すると獣臭くなるので、新鮮なうちに食べた方がイイのではないか。生食出来る鮮度なので、優先して刺身がユッケなどがお勧め。
・時間が経過したものは臭味を取り、筆者世代定番の竜田揚げがイイですよ。(フィレ肉を食べているような食感が堪りませんよ。)
鯨肉は鉄分がとても豊富で、貧血でお悩みの方にはお勧めしたい食材です。鉄の形態が体内に吸収され易いミオグロビン鉄と呼ばれる有機体になっているそうです。
生活習慣病(成人病)や食事制限されている方にも安心して召し上がっていただける超低カロリー食品です。
因みに100㌘中のカロリー、タンパク質、脂質、カルシウムの牛肉、鶏肉、鯨肉の比較です。
牛肉 260㌍ 、17.5㌘、 20.5㌘、 6mg
鶏肉 135㌍ 、21.0㌘、 5.0㌘、 4mg
鯨肉 127㌍ 、23.0㌘、 3.0㌘、11mg
明日、仲卸で買って食べてみたいと思います。