「しろうお」、漢字で書くと「白魚」と「素魚」。

とても悲しいお知らせですが、日本のエンゲル係数は先進国ダントツのトップです。

消費支出に占める食費の割合が28.3%と43年ぶりの高水準をいっています。

物価上昇とモノと言うモノ全てが値上がりし、私たちの生活は明らかに貧しくなっています。

と言っても1970年代の日本は30%台、私が子供の頃にタイムスリップです。

今の日本をダメにしたのは、「賃金の下方硬直性」と言われている。

高い給料を求めて転職するのは「悪」とされてきたが、私の古い考え方も変える時期が来たかもしれない。

今日は特種相対品課のセリ場で、「白魚」を発見したのでご紹介します。

皆さんは「白魚」何て呼びますか?

「しらうお」「しろうお」など呼び方がありますが、この2つ魚業界では全く違うものなんです。

始めの「しらうお」は、キュウリウオ目シラウオ科の魚で茨城県や島根県のモノが有名です。

しかし今回は三重県と福島県より出荷されてきました。

食べ方は、唐揚げや天婦羅、汁物の具に使用されます。

ざっくり言ってしまうと、シラスの大きい版みたいなイメージです。

そしてもう1つの「しろうお」は、スズキ目ハゼ科の魚で早春を告げる魚=春の風物詩的な存在です。

「しらうお」「しろうお」も食べ方は大差ないのですが、差として認識しなければならないのが「生きている」こと。

そうです「しろうお」の代表的な食べ方は、「踊り食い」です。

袋一杯の「しろうお」を全部踊り食い?想像したくありません。

きっと胃の中に居ても暫くは生きているし、人間ポンプ状態に陥ると思います。

いずれも私たちに春の訪れを知らせてくれる大切な食材、「白魚」に感謝しつつ美味しく頂きましょう。