異常な天気が続いています。
昨日のように晴天ではありませんが、ムシムシして不快指数高めです。
市場のセリ場は、午前4時台でも温度計28.9℃を示していました。
何もしなくても汗が出る!
シャッターの開け閉め?そんなのが原因だとは思えない。
嫌な気分を払拭するには、美味しいモノを食べるしかない。
今日は特種相対品課北村社員のセリ場で見つけました、「SAMURAI GOLD」です。
横浜丸魚でSAMURAI=サムライと言えば、サムライオイスターが1番に思い浮かびます。
しかし今回は「SAMURAI GOLD」?
こいつはいったい何者なのか、俄然知りたくなり、食べたくなりました。
場内に販売した仲卸を確認して、日本石化(株)の河合社長から3粒だけ購入させて頂きました。
そこで牡蠣養殖についてネット検索してみると、重要なポイントが満タン詰まっていました。
「SAMURAI GOLD」を見た第一印象は、殻がキレイなこと。
そして最近よく見かける殻の形=牡蠣であること。
実は日本の牡蠣養殖の90%は、垂下養殖と言うイカダなどから吊り下げる方式です。
しかし「SAMURAI GOLD」は、日本ではまだマイナーなシングルシード生産方式で育てられています。
シングルシード生産方式は簡単に言うと、養殖する手間が非常にかかりますが、その手間の分だけ良質の牡蠣を作ることが出来る養殖方法です。
そして「SAMURAI GOLD」は、三倍体と呼ばれている種の牡蠣であること。
普通のマガキは二倍体、そして「SAMURAI GOLD」は三倍体。
何が違うのか?これも簡単に言ってしまうと、牡蠣が生殖活動のため産卵をするのかしないのかの差です。
普通のマガキの産卵後は最悪、三倍体は生殖活動をしないので、1年中安定して美味しい牡蠣を食べることが出来ます。
それ故に、いわゆる「R]のない月に牡蠣は食べない(岩牡蠣を除く)と言う状況は無くなるんです。
折角ですから1粒剥いてみました。
この手の牡蠣は非常に剥きやすく、私は大好きです。
食べた印象は、貝柱が見た目よりも大きくシッカリしています。
身は肉厚で、口の中で旨味が長い間残る不思議な牡蠣です。
そして殻がキレイなのが衛生的で、安心して食べることが出来ます。
是非とも牡蠣好きの人は、試してもらいたいです。