『チコちゃん』市場に現る、といってもチダイですよ。

市場休みの前日なのに、市場内は静か。

やはり昨日確認していた情報通り、入荷してくる魚の絶対量が少ないです。

しかし、そんなセリ場の中でキラリと輝く華やかなピンク色の魚を発見しました。

横須賀は長井水産㈱より出荷されてきた魚です。

その名は『チコ』、今秘かに人気を博しているチコちゃん叱られるの主人公『チコちゃん』じゃないですよ。

でも、少し凸っぱちなところは似てるかもしれないですね。

『チコ』は地方名・愛称で、正式名=標準和名はスズキ目タイ科のチダイです。

もしアイキャッチの画像だけで、チダイと分かったら相当な魚のプロです。

なぜか鮮魚課小島社員、特種課瀧澤社員の両方のセリ場に、まとまった数量で三重県から入荷しています。

それも荷主は、同じ鳥羽市の中村菊三商店㈱と㈱浜与本店。

鮮魚課小島社員の話では、『同じ浜の魚だね』。

何となくそう言われてみると、不思議なことに魚体のサイズ感や顔付が同じように見えてきます。

写真写りがめちゃくちゃ良く愛くるしい顔付は、見る人をなぜか笑顔に、そして気持ちを優しくさせる魔法を持っているようです。

このブログは食材ブログなので、チダイの味はどうなのか気になりますよね。

市場での評価は、マダイ、チダイ、キダイで取引値は高く、味わいについても同様と言われています。

しかし私の味覚認識レベルだと、極端に質の悪いマダイやチダイじゃない限り優劣が判別出来ないかも。

それだけ鯛の食べ比べは素人では判別しずらいレベル、鯛の良し悪しが分かるようになれば達人レベルです。