突然ですが、『未利用魚』って知ってますか?
水産物の流通過程において、魚体のサイズが不揃いだったり、漁獲量が少なくロットがまとまらないなどの理由から、市場などに出荷されず捨てられたり、漁師が食べていたり地域消費されていた魚たちです。
平塚市漁協の定置網「川長 三晃丸」「日海丸」、先日訪問した横須賀市大楠漁協の定置網「勘網丸」。
漁の目的の魚に混じって獲れた魚、ウルメイワシやヒラゴイワシ、サバなど食べることが出来る魚がたくさんいます。
しかしその魚をより細かく人が選る時間、手間、経費、そしてその魚の評価・価格を天秤にかけると・・・・・。
結果、廃棄することになるんです。
しかし最近は、食べ物を粗末にしない、資源を無駄なく利用して行こうと言う点で、「MOTTAINAI」の精神が世の中に浸透し、『未利用魚』もクローズアップされています。
当社や横浜市場をはじめ、神奈川県内は横須賀市大楠漁協、相模女子大学、神奈川県立海洋科学高等学校等では、独自で『未利用魚』の事業化を模索しています。
この活動は『流行(はやり)』に乗るのではなく、水産卸売業を生業にしている当社としては、漁業者が少しでも豊かにハッピーになって欲しいと言う願いから行っています。
捨ててるモノがおカネに代わる仕組み作り、キャベツうにの活動も『未利用魚』の事業化の1つでもあります。
少しづつ『未利用魚』に興味を持ってくれる人が増えてきています。
単なる『流行(はやり)』にならないように、当社は持続的な課題として取り組んでいきます。