「な・・・な・・・ナナマル!?」
梅雨の時期、美味しくなる魚が『追駈け』で入荷!
こちら↓
イサキ(1.7キロ)です。
梅雨に降る豊富な雨は、山の恵み(栄養)を海に注いでくれます。
そんな豊富な栄養をたっぷり蓄える『梅雨のイサキ』は仲卸さんの注目の的。
「朝獲れの追駈け」×「キロアップのイサキ」と来れば・・・当然セリ値は・・・
セリ人:「ナナマル!!丸栄!」
さすが!価値ある一品『追駈けのイサキ』
・・・ん!?
・・・・そう言えば、『追駈け(おっかけ)』ってなんだ??
平塚魚市場の土方さんに伺いました。
その昔、魚売りと言えば天秤棒で担いで売り歩く『ぼて振り』だったと事。
魚を手早く俸手に積み、人より早く駈け廻らないと、売れ残ってしまう。
その後、自転車やオート三輪での引き売り販売に変わっても同じ様に「駈ける姿」は続き、
水揚げされた魚を、追う様に駈ける様から「追駈(おっかけ)」と言う言葉が生まれたとの事。
平塚魚市場では定置網を早朝から行う水揚げ方式は50年以上続いているそうです。
横浜市場では、全国各地から前日水揚げされた魚がセリ場に並びますが、朝水揚げされ「追っ駆ける様に入荷する」様から『追駈』と変化しています。
横浜中央卸売市場の『追駈』には歴史が詰まっているんですね。
旬の『追駈』は魚市場の合言葉ですね。