この貝のイラスト、何の貝かわかりますか?
そうです、春が旬の「湘南はまぐり」です!
今回は、「湘南はまぐり」の紹介です。
~イラストで見る旬の魚~
去年から丸魚ブログを月1ペースで書かせていただきます。T.Sです。不定期ですが、プライドフィッシュをイラストともに紹介するコーナーを担当させていただいています。早いもので今回で連載12回目です。イラストを書いていただいているのは、吉田幸男さんです。インスタグラムで毎日配信していますので、「kajiya.yoshida」で検索してみてください。
はまぐりは、日本人にとって非常に古くから親しまれてきた食材です。縄文時代にはすでに利用していたと考えられています。多くの貝塚より発見されています。
食味としては遊離アミノ酸を多く含み、これが味に深みとコクを与えています。殻付きの状態で潮汁、酒蒸し、焼き蛤など、剥き身として寿司、ハマグリ鍋、ハマグリ飯、ぬた、時雨煮など、利用範囲は非常に広い食材です。ただし、アサリやシジミ等と比較して価格は高い傾向にあるため、日常で食べる機会は少ない傾向にありますが、ひなまつりの汁には欠かせないアイテムです。
ハマグリは同一個体の殻でなければぴったりとかみ合わない。そこでハマグリは貞節の象徴とされ、結婚式やひな祭りでハマグリの吸い物が出されることも多いようです。貝合わせという古くからの遊戯もハマグリを使うことが多いですね。
湘南はまぐり
江の島につづく浅瀬により、藤沢の辻堂から鵠沼海岸地先には、ハマグリの生息に適した粒の細かい良質な砂が堆積してるそうです。藤沢の海と良質な砂が、「湘南はまぐり」を育みます。大振りで身入りが良く肉厚、旨味が豊か、獲れたてで活きが良いことで、かながわブランドにも登録されている名産品です。
1年間お付き合いいただきありがとうございました。
「イラストで見る旬の魚」の記事を1年間書きあげることができました。
吉田さんのイラスト、リアルで大変迫力のあるイラストですね。
新年度からは、またあらなたな企画でブログをスタートさせたいと思います。
プライドフィッシュとは
①本当においしい漁師自慢の魚であること
②地元で水揚げされたものであること
③旬を明確にした魚であること
④各会員が独自に設けている基準(サイズ、水揚げ海域等)をクリアしている魚であること
以上が選定基準になっており、それぞれの魚にストーリーがあります。
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