ちょっと気になるものが、特種相対品課北村社員のセリ場に並んでいました。
なんだか分かりますか?アンズの蜜でつけたものではないですよ(笑)。
マボヤの加工品、「ほや水仕立て にごりほや」岩手県メーカーの五十集屋(いさばや)で製造されたものです。
ほや水を使うなんて、かなりの拘り商品です。
この「ほや水仕立て にごりほや」なんですが、あまりホヤ臭くないので筆者のようなホヤビギナーにはピッタリです。
逆にホヤ好きにとっては、かなり物足りないものかもしれません。
東北地方に流通しているのは大半がマボヤで、極稀に天然モノがありますが、ほとんどが養殖モノです。
ホヤ養殖の歴史は古く、約120年前の宮城県唐桑村(現在の気仙沼市唐桑町)で始まったと言われています。
ホヤはその姿形から、漢字では火屋、老海鼠、海鞘、そして海のパイナップルとも呼ばれています。
実はこのホヤ、味覚の基本要素が全て揃った珍しい食材です。
甘味、塩味、酸味、苦味、旨味を一度に楽しめるなんて、どうですか!?凄いでしょ。
ホヤビギナーの筆者には、残念ながら塩味と苦味くらいで、旨味まで堪能できるレベルに達していないですね。
マボヤの旬は6~8月の初夏、夏ですが、早出しのモノは3月になると市場に出回ります。
マボヤファンの皆様、しばらくの間お待ちくださいね。