この時期絶対に外してはいけない魚がいます「桜鯛」です。
セリ場を見渡すと居ました、居ました「桜鯛」。
じつはサクラダイ言う魚がいるんですが、この時期の真鯛のことを「桜鯛」と呼ぶものだと思っていました。
しかし「桜鯛」の由来はどうやら違うようです。
真鯛の産卵期は3月~6月頃で、桜が咲く今の時期浅瀬に移り始めます。
この時期の真鯛の魚体には、桜が散ったような斑紋を見つけることが出来ます。
その斑紋がどうやら桜に見えるみたいで、その様から「桜鯛」と呼ばれているそうです。
個人的には、チョット強引なネーミングな気がします。
産卵後の真鯛は麦藁鯛(ムギワラダイ)などと呼ばれ、馬も喰わない、猫またぎなどと揶揄されるほど酷い扱い。
と言うことは・・・・・、産卵前の真鯛は産卵のためにエサを積極的にとる=荒食いと言う行動をとるそうです。
この荒食いの習性を利用して、太公望たちは大物を狙って釣り糸を垂れるのです。
今の時期の真鯛は、目で楽しめ、舌でも楽しめる食材なんですね。
ある程度の魚体の真鯛なら腹を捌くと、もれなく卵巣(卵)か白子が入っている可能性大ですよ。