鮮魚課北海チームのセリ場に、北海道から来てます時鮭=トキシラズと呼ばせて下さい。
今の時期が最高に美味しい旬の時期のサケです。
サケは川で孵化した後、4~5年北洋一帯の海を回遊し、産卵のため再び生まれた河川に戻ってきます。
その時期が秋。川に戻る途中に沿岸などで獲れたものは秋鮭と呼ばれ、これが一般的なサケです。
それに対して、まだ産卵準備が整っていない春から初夏にかけて年若いサケが漁獲されます。
それを北海道では「時を知らずに戻ってきたサケ・・・・、時鮭=トキシラズと呼んでいます。
トキシラズのセールスポイントは、身の良さにあります。
若いサケなので、白子や卵がありません。その分栄養が全て身に行き渡るので、脂のりが抜群です。
そしてお勧めなのがトキシラズのハラスです。
ネットによると、脂の量は秋鮭の3倍以上と言われています。
焼いてあげると、じゅじゅっとジュ―シー。そして適度に熱で脂が落ちるので、美味い。
サケ界の霜降りと表現しているサイトもありました。
筆者も最近自分で買ってムニエルにして食べましたが、肉厚な切り身にしても熱の入りがよいのにビックリしました。
そして身がジューシーで柔らかい、脂も老若男女に合うものでした。
子供には色々な魚介類を食べさせていますが、きっと美味しかったんでしょう、珍しくこの魚「サケ?」と聞いてきました。
美味しいものには、年齢に関係なく反応するんですね(笑)。
今だけ召し上がれるプレミアムなサケ=トキシラズ、絶対にお勧めです。
追伸
トキシラズは魚体が傷つかないように運ばれています。
そして、使われている氷も特別扱い。