少しいつものカツオと色目の違うモノをセリ場で見つけました。「串本」「しょらさん鰹」「ケンケン漁」いくつかのワードが出てきたので調べてみました。
すると、和歌山県のプライドフィッシュに辿り着きました。
ケンケン漁とは、明治の初め頃、和歌山県の串本からハワイに大勢の人が移民し、その中の串本町田並の人達がハワイの島民とともに改良した漁法とされています。
「ケンケン」とは、ハワイのカナカ語で羽を使ったルアーや、水揚げ時にカツオが水面をケンケンするように飛び跳ねることからその名が付いたと言われています。
串本「しょらさん鰹」は厳しいガイドラインをクリアしたカツオだけが名乗れるブランドで、
・ケンケン漁で当日水揚げされたもの。
・その場で活け〆し、氷温保存するなど1本ずつ丁寧に扱う。
・サイズはもっとも脂が乗った2㌔から4.5㌔。
その中で「ブランド」と認められる品質を仲買人が選別し、認定シールを貼り、水揚げ日を明記しているそうです。
尻尾のほうが、ピカピカ光ってないですか?魚体の美しさは写真写りでも違いを感じ取れます。
さすが漁師が選んだ本当においしい魚、プライドフィッシュ。
今まで筆者が魚を見て来て、簡単な目利き法ですが美しい魚が美味しいのは定説だと思います。