鰈と言ったら、煮付けやフライ、干物を想像しますよね。
しかしこの鰈は、煮付けやフライにしたら勿体ないです。
絶対に生食、刺身やカルパッチョなどで食べて欲しい鰈、マツカワガレイ(松川鰈)です。
先週から入荷量が徐々に増えてきた気がします。
先月31日にはいきなり10.6㎏の大物が入荷してきました。
真っ黄色!ちょっと病気なのと心配しちゃうレベルの発色です。
このマツカワガレイのオスメスを言い当てましょうか?
答えはオスです。
マツカワガレイは体色を眩い黄色に輝かせてメスに猛烈アピールしているんです。
オスはメスの気を引くために必死、動物界で男は辛いですね(笑)。
冗談はさておき、マツカワガレイは鰈の王様。
しかし広く一般的に認知度が高い魚ではなく、漁獲量も少ないため本当に稀少価値の高い鰈です。
蛇足になりますが、丸のままで魚屋に並ぶような魚でもありません。
個体数も少ないため、北海道では個体数の維持・増加のために稚魚の放流も実施しています。
個人的にはマツカワガレイを捌いたことも、食べたこともあります。
でも・・・・・、私の記憶の中には美味しいのか否かでなく、マツカワガレイを上手に5枚下ろし出来なかった記憶しかないんです。
いつかはリベンジ、鰈や鮃などの平たい魚を上手に捌けるようになりたいな。
そしたらマツカワガレイをゆっくり味わえるかな。