赤の祭典?!
薄暗いセリ場に鮮やかな輝きを放つ朱色。
全て千葉県銚子の荷主マルシン水産より出荷された魚たちです。
メヌケ、アカムツ、本カサゴが揃ったところで全体で集合写真。
写真を撮っていると、アカムツは早速に山石水産の武さんがお買い上げ。
武さんは魚を選ぶ時、必ず選んだ理由を教えてくれるのでとても勉強になります。
私の場合は、趣味嗜好で方向性は大きく左右にブレブレですが、多少は魚の良し悪しが分かるようになったかな?
本カサゴ?にしては大きな魚体です。
本カサゴは2匹いますが、私の経験では何となく1匹は『ウッカリ』じゃないかな?
もう1匹は本カサゴかハイブリッド。
その判断の決め手は『斑紋の縁取り』と『軟条の本数』です。
ウッカリカサゴには縁取りのある斑紋(白斑)があり、軟条は19本以上らしいです。
魚体もこんなに大きいとなると・・・・・、ビックリサイズの本カサゴになりますね。
市場では、本カサゴとウッカリカサゴを杓子定規に区別していません。
売る方も買う方も、魚を理解しながら取引を進めています。
ともに食べたら美味しいカサゴの仲間、取引値はカサゴの方が高値安定しています。
それにしても、千葉県銚子の海は恐るべしです。