連休前に食材物色のため、仲卸店舗をぐるりと物色中。
すると有限会社港屋商店の店先で、活けのワタリガニを発見。
ワタリガニは、食べて美味しい旬と漁獲量の多い旬の2つの旬がある食材です。
今の時期は、食べて美味しい旬の時期です。
さすがに詳細な値段が分からない私でも、活けワタリガニが当然に高いことぐらい理解できます。
隣りに水氷で締めしたモノがあってので、2杯購入しました。
有限会社港屋商店佐藤社長からは何して食べるのと聞かれ、「甘辛く炊くと美味しいよ。」アドバイスを頂きました。
しかし佐藤社長すいません、貴重なアドバイスを頂いたのに、全然違うモノ作っちゃいました。
じゃ~ん、ワタリガニのトマトクリームパスタでした。
特別に用意するものは、カットのトマト缶とマッシュルーム缶、生クリームぐらいで、調味料はほぼ普通のご家庭であればご用意があると思います。
下拵えで一番大変なのは、ワタリガニを捌くこと。
ふんどしから指を甲羅のなかに入れて、少し力を加えればキレイに甲羅を外せます。
ほゞほゞ食べれるのですが、エラとふんどしは食べれません。(甲羅は料理のディスプレイなど飾り使用したりします。)
キッチン鋏を使用して、手足、胴体を大胆に切って下さい。
主に身として味わえる箇所は胴体、手足はハンマーで軽く叩いてヒビを入れておくと、身に滲み込んだ出汁を120%楽しめます。
①オリーブオイルに大蒜の香り付けを行います。
②①に玉ねぎのみじん切りを入れキツネ色になるまで炒め、そこにワタリガニを入れて赤くなるまで炒めます。
③②にカットのトマト缶を入れて、白ワイン、コンソメ、塩・胡椒、バター、うま味調味料等を加えて煮込みます。
④最後に生クリームを加えて、塩加減を確認して適宜お好みで加えて完成です。
生クリームなしだと、ワタリガニのトマトパスタ。
生クリームがありだと、ワタリガニのトマトクリームパスタ。
どうでしょうか?
手が汚れるのは必至、おしゃぶりご免!
なかなかお上品には頂けませんが、ワタリガニから良い出汁が出て誰でも美味しく作れますよ。
是非、みなさん挑戦してみて下さい。