「取扱注意」?、ANAの空輸で出荷されて来たおまえは誰だ!
その正体は、沖縄県の髙江洲鮮魚より出荷された「ドーマン」です。
ドーマンとはノコギリガザミの地方での呼び名で、地方によってドウマン、本蟹、江カニ、マングローブカニなどと呼ばれています。
調べていると日本に生息するノコギリガザミは3種おり、本件はアミメノコギリガザミだと思います。
輸送に使われている発泡スチロールの蓋に、赤地に白抜き文字で「取扱注意」。
生き物なので取扱い注意なのか、人の指を切るぐらいの破壊力で危険なため取扱い注意なのか?
冗談です。答えは、航空会社のシールですから当然前者です。
何と言っても、「生きている生物」が入っているので要注意です。
蓋を開けると、水で湿った新聞紙とともにアミメノコギリガザミが窮屈そうに押し込まれていました。
内緒で1匹だけ持ち上げると・・・・・。
バタバタと脚を動かし、収拾がつかない。しかし、同じガザミ科のワタリガニのように一番後方の脚(第4歩脚)がオール状になっていることを確認しました。
今日入荷したアミメノコギリガザミは、5入れ2.6㎏だから1匹500g程度ですが、大きいモノは軽く1㎏を超えます。
茹でたら(蒸したら)、美味しいんでしょうね巨大な爪。