危なかった!既に買い手が決まり、フォークリフトで移動されるところでした。
島根県浜田市のブランドアジ、どんちっちあじです。
あじの姿を見ただけで、好し悪しの判断が自分なりに出来るようになったのは、少しは成長したのかな。
島根県西部沖で獲れるマアジは脂ののりが良く、旬の時期はトロにも匹敵すると賞されています。
事実、浜田港に水揚げされるマアジは、他産地のモノよりも脂質含有量が高く、旬の時期には10%を超え、時には15%を超えているそうです。
どんちっちあじと名乗れるのアジは、
・浜田中型まき網船主会が水揚げしたモノ。
・4月から8月まで島根県西部沖で水揚げされたモノ。
・熟練の選別人が選った脂質が10%以上で、サイズ50g以上。
・ブランド名使用規約に基づき、生産者情報を記載したシールを貼って出荷されています。
どうですか?かなりハードルを高くして、サカナの価値を高める努力をしていることを感じ取ることが出来ます。
[pdf-embedder url=”https://www.yokohama-maruuo.co.jp/cms/wp-content/uploads/2017/05/d4accafd6a6178cf4a249cd48a4346a1-1.pdf” title=”どんちっち”]
ところで、なぜ島根県西部沖で水揚げされたサカナに、こんなに脂がのっているんでしょうか。
何か特別な秘密が隠されているのか?
元々この海域はエサが豊富な漁場なのですが、「カラヌス」と呼ばれる脂質の多い動物性プランクトンが棲息しているそうです。
ミジンコみたいな動物性プランクトンなのですが、これが脂のりに大きく影響しているそうです。
先日紹介した相模湾のハダカイワシ、養殖魚など、サカナの味はエサによるところが大きいのです。
実は、同じ海域で水揚げされるノドグロが、脂がのっている理由も「カラヌス」によるものだそうです。
トロみたいなどんちっちあじ丸々太って美味そう、真面目に食べてみたいです。