巷は今日から3連休。
しかし、市場は今日もやっていますが・・・・・。
週末にしては鮮魚の入荷が思ったほど多くないです。
台風17号が日本に接近しており、連休明けの入荷も厳しい状態が容易に想像出来ます。
そんな中、ある魚だけはコンスタントに入荷が続いています。
その魚は「タチウオ(太刀魚)」です。
国内産、800g以上のタチウオは、9月の天然物鮮魚(2号物品)のセリ物品に指定。
今日は横浜の小柴より大量に入荷しています。
皆、タチウオを掴んで何してるの?
正解は触診、いえいえどの魚を買うのか事前チェックしているんです。
仲卸の皆さんは、魚体を見て擦れ・痛みをチェック。
魚を掴み身の厚さをチェック。
腹の部分を触って魚の緩み、内臓の状態をチェックしてます。
私・個人としては、塩焼きで食べるのが一番簡単で美味しく食べることが出来るのでおススメですが、バターとの相性も最高に良いのでムニエルにしてもイイです。
市場では1年を通して見かけるタチウオですが、旬の時期を調べてみると「初夏のころから晩秋」と言われています。
実はこの時期は、タチウオの産卵期と重なるんです。
と言うことは、生殖巣=卵巣、精巣持ちであっても味に大きな差がないと言うことです。
横浜市場の名物は1尾1㌔超の巨大タチウオたち。
10月に入るとセリ場にズラッと並ぶ光景は圧巻、タチウオが下半期のスタートの起爆剤、そして主役となればと願うばかりです。
今後は親しみを込めて、地元横浜のタチウオを「濱のタチウオ」と呼んじゃおうかな。
Iさん、真似しないで下さいよ。