市場には数多くのカレイ、ヒラメが入荷がしてきますが、どのカレイ、ヒラメも必ずといっていいほど裏向きになっています。
これはスーパーなど小売店も同じだと思います。なぜなんだろうと思い調べてみました。
するとどうやら2つの理由があるようです。
一つ目は、表を向けると目立たないことで、鮮度の見分けもしずらいと言うこと。
もう一つは、養殖と天然を目利きがしやすいようにするためのようです。
ヒラメは特に養殖ものが多く、以前の養殖ものは裏の白い部分にも表の茶色系が回っているものが多々あったようです。
あと一つ加えると、見た目ですかね。表向きは茶色くてお世辞にも美味しそうとは言えないですね。
そんな中、唯一表向きで、威風堂々と「どん」とセリ場に置かれているサメガレイです。
何と言ってもトレードマークは表面の岩肌、いや、鮫肌。このゴツゴツ感は、魚とは思えない存在です。市場に入荷してくるモノは大きくて肉厚。
どんな味なのか?見た目と裏腹に、味は天下一品だそうです。見た目で判断することは、何事も禁物ですね。
良品な身質で、脂の乗りがとても良い。その上クセもまったくないので、美味しく頂くのならば刺身がお勧めだそうです。
魚体が大きいので、エンガワも十分楽しめそうですね。しかし足が速い魚なので、鮮度には十分気を付けて下さい。
少し高価な魚ですが、漁獲量も少ない珍しいカレイです。見かけたら必ずゲットして下さい。