なぜ樽鰹なんだろう?

本日5月5日は、二十四節気の一つ立夏です。

毎年5月6日頃もしくは、立夏から次の節気である小満(今年は5月21日)の前日までの期間を指します。

暦の上では、この日から立秋の前日までが夏季になります。また、「夏が来たよ」と言う意味を持つ「夏が立つ」や「夏は来ぬ」と言う言葉でも表されます。

江戸時代には、この時期になると江戸っ子は、庶民も金持ちも相模沖に回遊してくるカツオの群れに心踊らされていたそうです。

「目には青葉 山ホトトギス 初鰹」、カツオの美味しい時期が来てますよ。

ところで何で樽鰹なんでしょうね?

頭を先に刺さった状態で出荷されているので、いつも尻尾しか見ることができません。

今回は、たまたま鰹の状態を見せるために1尾引き抜かれていたので、美味しそうな姿を画像に残すことができましたが・・・・。

理由をネットで調べましたが、該当する答えはありませんでした。

筆者が素人なりに出した答えは、「血が全身に回らないようにするため。」じゃないかと思います。

この答えの根拠は、鰹を一本釣りする理由に由来します。

カツオ漁は一本釣り漁と巻き網漁があるのですが、カツオは泳ぎ続けることでエラ呼吸ができるので、網にかかって動けなくなると死んでしまいます。

そして巻き網には大量のカツオがかかるため、魚体も擦れて損傷が激しくなるし、冷蔵にも時間がかかります。

対して一本釣り漁は、1度に釣り上げる数量も少ないので、魚体は美しく急速冷蔵が可能なるのです。

釣ったカツオを頭から樽にぶち込んで冷やせば、血が回らないと考えます。

どうでしょうか?誰か正解を教えて下さい。