への字のヘダイに肖り鯛。

「魚が少ない。」今に始まったことではありません。

昨日のテレビ番組で、三重県の伊勢海老の不漁をクローズアップ。

不漁の原因は、黒潮の大蛇行、海水温の上昇、そして厄介者「ウツボ」の存在としていた。

ウツボがタコや伊勢海老を食い荒らす厄介者の想定でしたが、海の中には藻場もなく、小魚も映り込んでいなかった。

このままだとウツボさえも住めない「死の海」になりかねない。

岩場には珊瑚らしきものが付着し、全体的に白っぽい・磯焼けた風景にショックを受けながら、テレビを視聴していました。

これでは魚いなくて当たり前?

アマモ場再生、マングローブ植樹、地道な活動かもしれないけど、今何かしないとダメだと強く感じています。

今日は「イクラの醤油漬け」ではなくて、「ヘダイ」を紹介します。

イクラの醤油漬けは昨日作りましたが、少し手間かな?と感じるようになったので、今年で手仕舞いかも。

ヘダイは見た目少し地味系ですが、列記としたスズキ目タイ科の魚で、マダイの仲間です。

魚体がシルバーグレイで、別名「葬式鯛」と呼ばれています。

お葬式に真っ赤なマダイは、TPO的にもミスマッチですよね。

ヘダイと同じ様な色具合のタイ科の魚が、もう1属います。

雑食で荒々しい性格のクロダイですが、ヘダイに比べて顔付きが全然違います。

昔言われた「醤油顔」と「ソース顔」。

私見ですが、食べて美味しいのはヘダイだと思います。

やはり何でも食べる雑食の魚は、季節によって「癖」が出るからです。

「への字」した顔付きから「ヘダイ」と呼ばれたと言う説もありますが、魚の顔が可愛いなんて言い出したら、ちょっとキモイ人っぽいですね。