今の時期、青森県よりコンスタントに入荷のある魚、サクラマス。
とにかく魚体が美しい魚で、出荷地から丁寧に仕立てられ入荷していることが見て読み取れます。
流石にセリ場に捌かれたものはなく、身質、色目をご紹介できなくて残念ですが、とても鮮やかな紅色が食欲をそそります。
富山県の郷土料理ます寿司は、駅弁としても有名ですが、サクラマスを用いて発酵させずに酢で味付けして作られていました。
元来ます寿司に使う鱒は、神通川に遡上してきたサクラマスを使用していたが、現在では遡上するサクラマスが少なくなったことと、需要が増えたことから外国産の鱒類、北海道産のモノが使用されているそうです。
富山県内には、古くから続く製法や味を守る伝統の老舗店や、研究を重ね、進化を続ける店など40社を超えるます寿司を製造する業者があるそうです。
十人十色ではないですが、40店舗以上あれば40以上の個性のあるます寿司が楽しめるそうです。
1匹丸々は買うのが難しいので、スーパー、百貨店でサクラマスを探そうかな。
食べたい魚は、次から次へと増えるばかりです。