漢字で書くと魚偏に「春」と言えば鰆(サワラ)ですが、春が旬な訳ではありません。
サワラは回遊魚なので、群れが沿岸を通りかかる時期がその地方の旬となります。
そして今ですよ、今の時期「寒サワラ」と呼ばれているモノが最高に美味いんです。
鮮魚課小島社員のセリ場に、3kg台、4㎏台と重さ毎に並べられた大量のサワラが入荷しています。
出荷地はどこ?発泡の箱には「特選 京鰆」と記されています。
京鰆の名前から出荷地の察しがつきますよね、京都府からです。
ちょっと古いデータですが、平成27年(2015年)の都道府県別・魚種(サワラ)別のランキングで京都府は、福井県、石川県に次いで全国3位の水揚げ実績を残しているそうです。
何気なく見慣れた冬の風景みたいに思っていたら・・・・・、今回新たな発見をしました。
実は主に京都府内の定置網漁獲される1.5㎏以上の「寒サワラ」を京鰆と呼ぶんですが、3kg以上は「特選 京鰆」として呼んでいるそうです。
改めて見直すと、当市場に出荷されているサワラは全て「特選 京鰆」だったんですね。
最近はよく刺身を口にする機会がふえたサワラ、でも個人的には西京味噌、塩麹などの漬魚やシンプルに塩焼きなんて最高です。
シッカリ焼き具合を観察していないと直ぐに焦げてしまうので、魚の気持ちを考えて・・・・・。
それってもしかしたら2017年流行語大賞にもなった「忖度」なんですかね。
もしサワラ食べたいかと質問されたら、勉強のために頂きますと答えたいです(笑)。