今日も爆釣、本牧、小柴から大量のタチウオが入荷、まだまだ湧いているようです。
実はこの話、昨日の正午近くには特種課の担当には連絡が入っていました。
それにしても200箱近くの発泡ケースには、大太刀、大タチ記載され、サイズも立派なものばかりです。
このところ何度となくタチウオを紹介し、合間合間に実際に口にしてますが、脂がのってます。
内臓の処理をする際に、肛門のところから腹を割るんですが、胸鰭の下、腹骨あたりに異常な脂を感じます。
あぶら、アブラ、油、脂と、何か体に悪そうなイメージですが、タチウオは見た目のスリムさからは想像出来ないほど脂の多いサカナです。
それだけ聞くと、カラダに悪い、太りそうとマイナスイメージですが、タチウオの脂肪にはDHAが多く含まれ、これにより中性脂肪や悪玉コレステロールを退治してくれる効果が期待されています。
またオレイン酸も多いため、体内の酸化防止、老化防止にも効果があると言われています。
脂溶性ビタミンのビタミンA、D、Eも豊富で、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、歯や骨を丈夫にします。
そして脂溶性ビタミンは、加熱しても失われにくいため、焼いたり、揚げたりといった調理方法にも適しています。
前回、ソテー、ムニエルなどとお洒落ぶりましたが、やは今のタチウオは塩焼きが一番だと勝手に決めます。
事前の振り塩で適度に水分が落ち、ギュッと旨みと甘味が凝縮された気がします。
本当に珍しいことなんですが、筆者の子供二人も骨取りに悪戦苦闘しながら、黙って食べていました。
冗談じゃなくて、口の中で蕩けるような食感で美味い。
今年の年末は、カニ、マグロ、イクラ、筋子、ホタテ、タコ等と年末年始の食卓を彩る食材が軒並み高値です。
これだけ湧いているタチウオは、価格もお手頃で家庭の大蔵大臣の大きな手助けになると思いますよ。