アカアワビの唇は、ブラックリップ。

今日も特種相対品課石川社員のセリ場で、遥々国際線でやってきた貝がいます。

しかもブク付きでの登場で、殻が赤いオーストラリア産アワビです。

オーストラリアの詳細な地名が表示されていませんが、仮にゴールドコーストだと飛行時間だけで9時間ですからかなりの長旅です。

さぞかしお疲れの様子?と思ったら元気そのもので、箱の中を自由気ままに異動していました。

石川社員からは、このアワビは「ブラックリップ」と言うだよと話され、よく確認すると「脚の部分が黒い」。

比較して他のアワビを見たら、クリーム色でした。

オーストラリアのアワビ輸出の60%は香港・中国・日本向けだそうです。

輸出される品種は本種「ブラックリップ」と「グリーンリップ」の2品種が主で、養殖と天然モノの両方があるそうです。

セリ場に並べられているアワビを見て、「ああ~っオーストラリアね」って簡単に目利き。

凄いな!なぜなの?と思ったら秘密がありました。

このオーストラリア産アワビは、正式名称アカアワビと呼ばれている品種だそうです。

名前の由来・語源は、アワビの仲間で殻が赤いところが特徴でこの名で呼ばれています。

言われてみると貝殻が確実に赤く、アワビを見ている仲買人なら直ぐに分かって当然なのかもしれません。

市場ではオースト、オーストラリアアワビなどと呼ばれ人気があります。

大きめのサイズなので、殻から外して軽くバターソテー。想像するだけでお腹が鳴ります(笑)。