愛媛県八幡浜よりアカザエビが入荷しています。英名は japanese lobster Little lobster
フランス名は Langoustine(ラングスティーヌ)、イタリア名は Scampi(スキャンピ・スカンピ・スカンピー)と呼ばれています。場所によっては手長えびと呼ばれるそうです。
アカザエビの語源は体色が植物の藜(あかざ)の若葉にある赤斑(ピンク)に似ていることによると言われています。
房総半島から宮崎県の日向灘と幅広く生息している日本固有種です。厳密に言うと日本にはアカザエビとサガミアカザエビの2種類があり、今日入荷しているのはアカザエビです。(判別方法は鋏爪の色だそうです)
さて、アカザエビはどんな味なのか、1尾頂いて食べてみました。殻は意外と簡単に剥けるのですが、ギザギザの殻の取り扱いは要注意です。英名のロブスターとは異なり大味ではなく繊細。
トヤマエビ(ボタンエビ)やホッコクアカエビ(アマエビ)のようにとろっと甘くとろける第一印象。しかし、しっかりとした噛み応え、食感、そして味わいが口の中に長く残り、舌の上での変化を十分楽しめます。
試しに鋏脚を食べてみたら(殻が堅くポキッと折って吸ってみました。)ちゃんと身が詰まっていたのと、海水の塩気が混ざり、尾肉とは全く違った味でした。
簡単に言うと「美味しい」、鮮魚課五十子(いらご)社員によると伊勢海老にも似た味だとか。
海老好きには絶対食べて欲しい食材、生でも煮ても焼いても美味しいです。