休市前に、仲卸横浜丸栄水産㈱の細谷専務より、ブログネタになる貝を頂きました。
貝の収集家好みの外見、アカニシ貝と言う巻貝です。
漢字で書くと赤西貝、ニシなんて愛称で呼ばれている地域もあるようです。
アカニシ貝は勝手にエゾボラみたいな貝だと思い込んでいましたが、全然違う貝でした。
細谷専務から大体の食べ方のレクチャーを受けたものの、確認のためネットで検索してみました。
すると刺身が美味しく、その美味しさはサザエに匹敵するらしいとのこと。
竹串でグリグリやっていたら、偶然奇跡的に貝殻から身がはがれた。
肝は怪しいので身肉だけを齧ってみると・・・・・、うっ美味い。
調子にのって次の貝に挑戦するも、貝がドンドン奥に入って無理、ギブアップ。
貝殻を叩き割れば簡単ですが、貝殻は残したかったので悪戦苦闘。
サザエの壺焼きみたいにやってみようと思い、日本酒『粋鯨』をタップリ貝の中に入れて蒸し焼き。
そしてアカニシ貝に醤油を加えて、更に熱っして出来上がり。
思いのほか簡単に貝殻から外せた。
身だけ齧って食べてみると、うっうっえぐい、渋い、苦い。
やばい部位に触れてしまったのか?
早速、再度ネットで調べてみたら原因が直ぐにわかりました。
アカニシ貝の肝は、えぐみ、渋み、苦味があるため絶対に触れてはいけないそうです。
どうやら貝殻から身を外す際に、肝を傷つけ苦味成分が可食部に浸食したようです。
アカニシ貝の苦味成分は半端ないレベルで、暫く味覚が麻痺してました。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」、とてもデンジャラスだけど食べたら美味しいアカニシ貝。
あなたは挑戦してみますか?