アカハタは、処変われば魚も変わる?

同じ魚なのに日焼けでもしてるの?と思わず聞きたくなりました。

アカミ―バイ、今日はアカハタ(赤羽太)を紹介します。

同じ東京都の小笠原諸島父島、伊豆諸島神津島から出荷されたアカハタですが、全然色合いが違います。

たまたまなのかもしれませんが、小笠原諸島のアカハタは濃い赤色。

伊豆諸島のアカハタは赤と言うより朱色で、ヒレには黄色の蛍光色で縁取りがなされています。

同じ魚種でも、生息している地域や水深によって個体差は生じます。

たとえばメバルは様々な色目の種類がおりますが、ウスメバルとクロメバルを食べ比べても、優劣をつけにくい味わいです。

ではアカハタはどうなんでしょうか?鮮魚課近海担当の佐藤社員に聞いてみました。

すると島廻りのアカハタなら味に大差はないようです。

ただし沖縄や五島列島のアカハタとは違いがあるそうです。

潮の流れや海水温など棲息環境の違いから、身質や脂ののりが違ってくるのだと思います。

アカハタを始めとするハタの仲間の鮮度チェックポイントは、

①眼が澄んでキレイであること。

②魚体は締まって堅いこと。

③エラは鮮紅色であること。

以上の3点です。

需要がないの?売れないの?景気が悪いせいなのか、最近アカハタはダブつき気味=荷の動きが鈍い気がします。

と言うことは、お手軽価格で入手出来る可能性が増える訳です。

今の時期、アカハタの値動きに目が離せそうにありません。