平塚市漁協の定置網・川長三晃丸が復活してから、チョット首を傾げる魚が連続して入荷しています。
黒潮の大蛇行の影響で、南方系の魚が網にかかるのは理解出来るのですが・・・・・。
如何にも泳ぎが下手そうな魚、アカヤガラを今日は紹介します。
相模湾の定置網漁で水揚げされる魚は、約7割がアジ・サバ・ブリなどの回遊魚です。
アカヤガラは今まで入荷がないことはないんですが、こんなに短いタームで入荷は珍しい・珍事です。
御多分にもれず、アカヤガラを食べたこと私もありません。
しかし今の時期、アカヤガラの旬らしいです。
色物扱いを得意とする鮮魚課五十子社員のセリ場では、よく見かけます。
こう見えても白身の魚で、高級食材として刺身や焼き物、お吸い物の具などで料理屋などで振舞われるそうです。
可食部が極端に少ないアカヤガラ、嘴は漢方などに利用されているとの噂。
煎じて飲むと、癌や腎臓に利くと言われていますが、真偽のほどは不明です。
そのままでは使えないので、乾燥と言う工程が必要です。
腐らせず乾燥させるにはそれなりの設備が必要になり、私の想像では大事に持っていても捨てることになるんでしょうね。