目に鮮やかで眠い目にもかなり眩しい深紅のホッコクアカエビが、鳥取県網代港、北海道羽幌港から入荷しています。
特種相対品課石川社員の話では、今の時期はカゴ漁は終了して底引き漁に移行しているそうです。
それにしてもイイ紅色してます。この色の正体は、カロテノイドの一種アスタキサンチンです。
イクラ、サケ、エビ、カニ、キンメダイ、キンキ、サクラエビなど加熱すると赤くなる食品に含まれています。
「赤い食べ物なら何でもアスタキサンチンが含まれている。」と言うとそうではありません。だからマグロの赤身には含まれていません。
エビやカニは、甲羅や殻に多くのアスタキサンチンが含まれていますが食べることが出来ないので、人が摂取する量は限られてしまいます。
そしてこのアスタキサンチンなんですが、エビ、カニ、サカナ、そして人間も自分の体内で生成することが出来ないそうです。
ではどうしてエビやカニがこんなに赤いのか?
答えは、アスタキサンチンを含んでいるオキアミを餌にして食べているからです。(キンメダイは深海でエビやカニを餌として食べているそうです。)
アスタキサンチンは、
・ビタミンCの約6,000倍の抗酸化作用
・コエンザイムQ10の約800倍の抗酸化作用
・ビタミンEの約500倍の抗酸化作用
・β―カロテンの40倍の抗酸化作用
があると言われています。
強いストレス、生活の乱れ、過労など私たちを取り巻く生活環境は非常に厳しくなっています。
自分自身の健康を守るためには、まずは口に入れる食べ物からです。
水産物にはカラダにイイもの沢山含まれていますよ。