先週平塚市漁協の川長三晃丸より、珍しい魚が入荷したので紹介します、シマガツオです。
皆、口々にエチオピアと呼んでいるのですが、スマホで調べてみると通称名でシマガツオが標準和名です。
エチオピアの由来は諸説あるようですが、1935年から1937年に相模湾でこの魚が大量に漁獲され、一般の食卓でも食べられるようになった。
丁度その時にエチオピアの要人の来日があり新聞紙上を賑わせたことに由来して、日本漁船の船員が「エチオピア」と呼び始めたという説が広く知られています。
又シマガツオはシマ(島)は「南の島」という意味で南方でとれるマナガツオに似た魚というのが名前の由来です。
シマガツオはマグロなど大型回遊魚にとっての重要な餌資源となっており、しばしばマグロの胃内容物から発見されるそうです。
鱗は薄いのですが、少し取りにくい魚で皮もしっかりしているため、極端な話になりますが皮を剥した方が良いとも言われています。皮目を楽しむのならムニエルや幽庵焼なんていいですね。
まず丸の状態のシマガツオにお目にかかる人はいないと思いますが、切り身や漬け魚ならスーパーに並んでいることがありますよ。是非見つけたら買ってみて下さい。
それにしても、最近珍しい魚が毎日入荷され、追っ駆けを目が離せない状況です。