まだ朝晩が肌寒いのですが、晴れると気持ちの良い季節になったかな。
初夏、この時期の旬の魚と言えば、イサキ(伊佐木)だと自信を持ってお奨めします。
魚の鮮度を判断する際に、いくつかのポイントがあります。
その1つが目なんですが、目は澄んだものが良いとされています。
しかし、ご覧のイサキはどうでしょう?
目、白く濁ってますよね。それって鮮度が悪いってこと?
いえいえそうじゃないんですよ。
イサキやサバの目は、海水魚のくせに塩水に弱いんです。
だから水氷で出荷されて来ると、目が濁ることがあります。
出荷先によっては、水氷ではなく下氷や上氷も場合もあり、そのイサキの目はピカピカです。
イサキの鮮度を判断する際は、鰓の色チェック、体表の色艶の良いモノ、魚体、特に腹部に弾力があるものですかね。
私は悪い癖で、怪しい食べ物は必ず匂いを嗅いで確認します。
加えて一般的に、産卵期に入ったり、産卵後の魚は美味しくないと言われていますが、イサキは例外です。
産卵期に味が影響されないイサキは、何とも素晴らしい魚だと思います。
イサキを一番簡単に、美味しい食べ方は、塩焼きです。
一度騙されたと思ってやってみてください。