天然魚が獲れない。
最近メディアなどでも、サンマ、秋鮭の不漁がニュースとして取り上げられている。
もっと注目されても良いことだけど、何故か時間と共にフェードアウト。
私たちも時間が経てば、自然に回復すると誰しもが楽観的な考えでいた。
しかし2017年4月から始まった黒潮大蛇行は、5年を超えて過去最長期間となっています。
加えて地球温暖化による海水温の上昇で、魚類の生息分布はドンドン変化している。
海水温1℃の上昇は、魚にとってはプラス5℃程度の体感の変化です。
海水温が高過ぎて、サンマや秋鮭は南下出来ない→不漁と言う結果になるようです。
これが全てではありませんが、大きく的外れな答えではないと考えています。
本当に厳しい状況かですが、地物の鮮魚は入荷しています。
ブリ、1尾1㎏切れるサイズのイナダ。
カンパチ、こちらも1尾1㎏前後の庄八です。
本来この時期水揚げ好調なのは、サワラ、マサバ、エボタイ、ホンカマス等なのですが・・・・・。
このところ、カンパチの成魚と幼魚庄八が切れない。
カンパチは養殖の脂は乗りは別格ですが、天カンは程よい脂乗りと旨味を楽しめるのが良いですね。
実は1㎏前後の魚体でも、少し冷蔵庫で寝かせることで美味しく食べることが出来ると思います。
神奈川ではワラサ、イナダサイズしか水揚げなし。
北海道では立派なブリが水揚げされているが、やっぱりブリは、脂ノリノリが良いな。
まだまだこれから大きく成長するのに、青田買いみたいで残念です。
ブリが回遊魚だといっても、同じ魚が同じ海に戻って来る可能性は低いでしょうね。
だったら先取りした方が勝ちですかね。