先週、声高らかに『キャベツうに』宣言しましたが・・・・・。
未だ、セリ場にある水槽には空しく空気の泡だけがブクブク。
残念ながら、まだムラサキウニは入っていません。
『果報は寝て待て』じゃないですが、受入体制を整えるために準備を着々と行っています。
・ウニは温度変化に弱いので、水槽にクーラーをセットしました。
・給餌時にエアレーションが必要のため、大型エアポンプをセットしました。
そして昨日、既にキャベツうに飼育をスタートしている横須賀市大楠漁協にて給餌の方法や、ウニの屍骸の除去方法など水野社員が個人指導を受けてきました。
ウニは獲ってきたモノが100%生存する訳ではなく、約20~40%は死んでしまうそうです。
清掃して除去したウニの棘と殻です。
死んだウニは早目に取り除かないと、水質が汚染されるので要注意です。
その場でウニに餌やり実習も経験してきました。
実際の給餌は簡単なんですが、こちらも事前の準備が必要なんです。
キャベツの葉は軽く、水に浮いてしまいます。
そのため、キャベツを海水に約1日漬けて置くそうです。
するとキャベツは浅漬け状態の「しなしな」、水中に「ひらひら」と沈んで行きました。
それでも浮いているキャベツは、繊維を指で崩してあげると沈みました。
上手に棘にキャベツを絡ませ、徐々に口の方へ誘導して行く様を見ていると、全然飽きないものです。
今回ウニに餌を与えていて、ウニの棘の他に変なものがたくさん出ています。
調べてみたら『管足』、文字通りウニの足で、体液の詰まった細長い管で歩行したり、呼吸や排出、感覚器官としての役割があるそうです。
まだスタートラインに立っただけの状態ですが、とてもワクワクしてます。
マイナス×マイナス=プラス、皆に笑顔を与える活動にしていきたいです。