鯛と並んで縁起の良い食べ物の代表選手は、有頭エビです。お節料理をはじめ、祝いの食膳には欠かせない食材になっています。
当社冷凍課エビ担当工藤社員から以前聞いたことがあるんですが、有頭エビの消費量世界一なのは日本だそうです。
外国では無頭のエビが人気で、日本だけが縁起を担いだり外見から有頭エビが好まれています。
確かに伊勢海老、車海老、アマエビ、ブラックタイガー、アルゼンチンアカエビなど有頭の状態で流通してますが、頭や殻の処理に困ったことありませんか?
筆者も頭だけを油で炒めたり、味噌汁の出汁取りに使ったりしますが、思ったより「飽き」が早く来て限界です。
そこでお勧めするのが、エビなど甲殻類の殻と身近な香草野菜を使ったビスクなんてどうですか?
実際に自分で作ってみました。材料は、
①BTとアマエビの頭、玉ねぎ、人参、ローリエ、ニンニク、油、白ワイン、水
②トマト缶(カット)、コンソメ、ケチャップ
③バター、塩、コショウ、牛乳
1.①の野菜、ニンニクはみじん切りして炒めた後に、エビの頭も一緒に炒めます。
2.十分炒めた後に、水と白ワインを加えてハンドミキサーで粉々に(適当な具合でOK)。その汁を濾し取ります。
3.濾し取った汁に②を加え煮詰めます。
4.バター、牛乳を加えて後、味を確認しながら塩コショウ。煮立たせないようにして完成。
もっとコクやとろみが欲しい場合は、粉チーズや牛乳で解いた小麦粉などを適宜加えるとイイですよ。
ちょっと具的に物足りないのなら、玉ねぎや人参を別途炒めたものを4の手順で加えたり、邪道ですがパスタを汁に入れると美味しく召し上がれると思います。
今まで捨てていたものが、食べ物に変化することに驚きを感じます。
レシピはあくまで参考事項で、ご自宅のオリジナルで色々試してみると面白いですよ。
今回は生マッシュルームが高いので、スライス缶詰マッシュルーム(極洋製)を仕上げに入れてみました。