最近よくセリ場で見かける貝、ムール貝ことムラサキイガイです。
筆者が子供の頃は、カラス貝なんて呼んでいましたが、正式名ムラサキイガイ。かつてはフランスアサリなんて呼ばれていた時期もあったそうです。
漢字で書くと、紫貽貝。イガイとは、異貝の意味で、アサリなどの普通の二枚貝とは形、軟体の模様が違っているという意味と、漢字は女性器・胎(子宮・胎児なども現わす)に似た貝という意味合いだそうです。
ムール貝の旬は冬から春で、栄養価が高く、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素がバランスよく含まれ、ミネラルたっぷり、ビタミンも豊富です。
ムール貝は、どちらかと言うと和より洋の食材で、貝らしい旨味があり、ほどよく柔らかい食感が人気です。
調理方法は、良さを引き出すブイヤベース、ワイン蒸し、パエリア、グラタンなどがお勧めです。よく港の岸壁で群生しているムール貝を見かけますが、はたして食べれるのでしょうか?調べてみたらNo。
港の汚染された水で育った貝は、やめたほうが良いようです。
ムール貝は、海水の浄化作用があり、様々なプランクトンを大量に摂取し、丸々太っていますが、あえてチャレンジすることなくスーパーや百貨店の魚屋で買ったモノを食べて下さい。
貝の食中毒は、とてもカラダにキツイですよ。