美味そうな活け締めマダラを発見しました。今日はマダラ(真鱈)を紹介します。
魚偏に雪と書くのは、初雪の後に獲れ出すからとも言われています。
タラは何でも食べる雑食性で、「たらふく食う」は、文字通りタラの腹のようになるまで食べる様子を表しています。
タラの先祖は、1億年から7千万年前の白亜紀頃か新生代第三期に、古い型のコイ族に近い魚から分かれた説があり、その証拠にタラにもヒゲがあります。
同じタラ科で日本でお馴染みなのがスケトウダラ(介党鱈)、身肉はスリ身、卵巣はタラコや明太子に利用されます。
タラは鮮度落ちの早い魚で、チルドで2日間貯蔵しておくと生臭みが出てきますが、同じ条件で鯛なら8日間かかります。
このように鮮度が落ちやすい理由は、タラの身肉の水分量が83%もあり、鯛の73%や、その他の魚と比べても多いためです。
タラ鍋で、大きな身を箸でつまみ上げようとして身割れし、失敗した経験を皆さんしたことがあるのでは?
この原因は、タラの身肉の結合組織に含まれるタンパク質が熱によって化学変化し、身割れがしてしまうそうです。
マダラの卵巣(真子)は、スケトウダラに比べ味が落ちると一般に言われています。
精巣(白子)は、真だちなどとも呼ばれ鮮度が良ければ三杯酢で食べたり、鍋物にも利用されます。
おさかなマイスター宮島社員から宿題をもらいました。「タラのオス・メスの見分け方」です。
早速、ネットで調べてみましたが2説ありました。
1つ目は、マダラはオスはメスより腹鰭が長い様で、オスがメスの下に入り、鰭でメスを支えるようにして、産卵・受精するためではないかと言われています。
2つ目は、オスメスの区別できない魚のため、肛門より指を突っ込んで「グリグリ」。腹の中を確認するらしいです。
ほとんどの魚のメスが重宝されますが、マダラは白子の存在から、オスが大切にされています。
追伸
フグ田タラオ、タラちゃんは3歳です。(笑)