カンダイだから旬は冬。

Nothing ventured, nothing gained.

上記の英語を和訳すると、「リスクを負わないと、成功は掴めない」と言う意味です。

すなわち「虎穴に入らずんば虎子を得ず」を英語で表すと上記のようになります。

虎なんて漢字が文章に使われていると、どこの国の話なのと思うのは私だけでしょうか。

大体察しが付くと思いますが、答えは中国。

後漢書と言う、中国後漢朝について書かれた歴史書に記されています。

虎はとても子供を大切に育てることで知られています。

もともとネコ科は単独行動を好む動物なのですが、複数の猫と暮らしていると、新入りの猫や子猫に対して甲斐甲斐しくお世話したり、とても優し

い態度で接するんです。

こうした行動は、ネコ科の動物が基本的にとても母性本能が強いことの現れ。

子供を慈しんで育てる姿から、「虎の子」が宝や大切なモノを意味する言葉となったようです。

今日は家族愛に溢れた=縄張り意識が強い魚、カンダイを紹介します。

実はカンダイは、普段とても温厚な性格で、人懐っこく、外見が可愛いのですが・・・・・。

他のオスが自分の率いる群れに接近すると、激しい争いが始まります。

あんなお凸で頭突きされたら、痛いでしょうね(笑)。

これは冗談で、お凸の中身はゼラチン質なので、全然痛くないはずです。

寧ろ堅いサザエの殻をも噛み砕く、歯の方が脅威です。

そして食材ブログなのに、カンダイの味わいについて一切触れていないですね。

カンダイ、かつてメスを元初商店大菊社長のおススメで食べました。

少し水っぽい身質なので、余計な水分を塩で抜いたり、昆布締め等にすると良いでしょう。

その代わり焼く場合は、身質の水っぽさのお陰でをふんわりと仕上がります。

因みにカンダイは、漢字で寒鯛。

冬のカンダイが美味しいので、今からが旬です。