高知県土佐沖よりビックなサカナが入荷してます。体重14.2キロの超大カンパチです。
一般的にカンパチの旬は夏と言われていますが、通年水揚げはあります。冬の時期の寒ブリと夏に旬を迎えるヒラマサの合間を埋める陸上競技で言うと、400メートル継走(リレー)の第3走者みたいな役割をするサカナです。
第一走者はスタートダッシュに長けている選手、第二走者は直線の早い選手(サブエース)。第三走者はコーナリングが上手で小技の効いたバランスの良い選手。
継ぎの役割を確実に果たし、順位を落とさずにアンカーにバトンを手渡すのが重要な役目です。
カンパチも決して目立たず控えめですが、ブリやヒラマサに比べて勝るとも劣らない味わい、養殖、天然と刺身のアクセントとして一年中私たちのお腹を楽しませてくれます。
それにしても、この時期にカンパチがコンスタントに入荷していることを喜んだ方が良いのか、驚き悲しんだ方が良いのか、複雑な気持ちにさせられます。