個人的には魚の美しさから言うと、一二を争うヒメダイが八丈島から入荷しています。
昨年の今頃ヒメダイを紹介しましたが、なかなか市場以外で見かけることが出来ない魚だと再認識しました。
関東ではオゴ又はオゴダイ、関西ではちびき、沖縄ではクルクンマチ、シラマチなどと呼ばれています。
因みに、沖縄ではよく〇〇〇〇マチと言う魚の名前を聞きますが、マチ類とは沖縄で使われる通称で、フエダイ科(約17種)、ムツ科(2種)、ハチビキ科(3種)の総称です。
勿論、容姿を見れば一目瞭然タイの仲間ではなく、あやかりタイの仲間です。
正式には、フエダイ科の魚で、アオダイ、ハマダイ、ウメイロなどと同じ科に属する魚です。
旬は春から夏にかけてと、産卵期と被る珍しいパターンです。しかし、年間を通してあまり味が落ちないのも特徴です。
容姿だけでなく、食感、食味、癖のない最高の白身魚の一つです。
いくら美味しい魚でも、刺身だけを食べさせられてたらNG。癖がないので、余計に飽きてしまうの間違いなし。
1匹丸の魚だったら、半身は刺身で、残りはポアレやフライ。アラは、味噌汁に使うなどバリエーションが必要ですね。
素材が料理方法に合してくれるので、大胆に料理に挑戦できるはずですよ。