キンメダイの目が光るのは、猫の目と同じ原理なんです。

今日も千葉県は勝浦・鴨川、東京都は三宅島より、大きなお目目のキンメダイが入荷しています。

それにしてもキンメダイは、見れば見るほど不思議な目をした生物です。

どうして銀色に光っているんでしょうか?少しネットで調べてみました。

皆さんは、犬や猫をご自宅で飼っていますか。夜にそっと犬や猫の目を見て、目が合った瞬間にピカッと輝き、恐怖を感じた経験ありませんか?

元来彼らは夜行性の動物で、真っ暗な夜に視力を確保するために少ない光を有効活用するために「光の反射膜」、「タベータム」を持っています。

このタベータム、キンメダイも持っており、網膜に入ってきた光を反射膜で跳ね返して再び網膜に返しているそうです。

深海魚やメバチマグロ、メカジキ、サメ、エイなどはタベータムを有し、鳥類、人、両生類、多くの爬虫類(ワニにはあるそうです。)には存在しないそうです。

キンメダイの目から水晶体をはずすと、グアニン色素によって銀色に輝いていることを確認できるので、今度食べる機会がありましたら是非ご確認下さい。

因みにグアニン色素ですが、本牧・小柴でお馴染みのタチウオの体表にあるギンギラと同じ成分なんですよ。