クビレズタ?すぐに何だか分かったらかなりの通だと思います。実は、海ブドウの標準和名がクビレズタなんです。
沖縄の南西諸島の亜熱帯地方の比較的浅い砂底地に生えていて、その姿がブドウに似ている事から海ブドウと名付けられました。またグリーンキャビアとも呼ばれています。
海ブドウは、海底に匍匐茎(ランナー)を伸ばし、その茎から海面に向かって垂直に茎が生える。この直立する茎が食用になる部位です。
沖縄では古くから食用されてきましたが、物流網の発達により全国で食べられるようになり、天然物は乱獲などのため激減し、市場に流通しているモノはほとんど養殖されています。
沖縄の食材なので夏の雰囲気、旬と思いがちですが、房から充実した美味しい海ブドウが食べられるのは春と秋。
海ブドウの適温は15℃から28℃位までで、夏場は、流通段階でも気温が高い状態にあるため、良い状態で鮮度を保つことは難しく、逆に冬は、気温が低すぎて海ブドウがしぼんでしまいます。
よく見てみると海ブドウが入った容器には、必ず保存方法の注意が記入されています。
生で食べれて、様々な料理のシーンでアクセントになるトッピング食材、今が旬真中ですよ。