最近、富岡から活けの気になるエビが入荷しているんです。
勝手に見て思っていることだけど、配色が「サンタクロース」みたい。
その正体は、クマエビです。
実はクマエビの名前は知っていたのですが、今回詳しく調べてみてビックリです。
クマエビのクマは、「熊」か「球磨」だと思っていたらクマ違い。「隈海老」が正解だそうです。
名前の由来は、ぼうずコンニャクさんには調査中とありました。
私の想像ですが、脚が紅白で歌舞伎の隈取りみたいに見えるだからじゃないでしょうか。
素直に見た目の通り、アシアカやアカアシの方が説明が不要で分かり易いですね(笑)。
熱を通すと赤の発色が強く、味が良いので高級エビに位置する存在です。
クマエビは、江戸前天麩羅には欠かせない車海老と同じクルマエビ科ウシエビ属の大型エビです。
日本海側は富山湾より以南、太平洋側は千葉県房総半島以南に生息し、東南アジア、地中海東部など世界各地で食べられているエビです。
冷凍モノのエビで、フラワーと呼ばれているエビの正体は「クマエビ」だったんです。
そして日本で獲れるクマエビは、全て天然モノ。
なぜなのか?答えは簡単なこと、クルマエビのように養殖をしていないからです。
ここで1つ疑問なことがあるんです。
今まで2年以上ずっとセリ場を見て来て、これだけ連続してクマエビが出荷されてきた記憶がないんです。
断定的な事を言うつもりはないですが、海水温も影響しているのかもしれませんね。