巷はクリスマス3連休中、昨日はどこの商業施設も人、人、人で溢れかえっていました。
さすがにクリスマスのメインディッシュが「魚」と言うこともなく「肉」が主役になってしまう特別な日です。
でも、家族で鮨を摘みながら夕食と言う人は多く、デパートの惣菜コーナーにはパック鮨が飛ぶように売れていました。
今日は哺乳類なのに「さかなへん」を使っている鯨について紹介します。
特種相対品課北村社員のセリ場にありました、ミンク鯨。岩手県宮古市宮古港沖の定置網にかかってしまったものです。
舌(サエズリ)うね、ムナ肉と肉感が半端ないです。
クジラが「さかなへん」なのは、昔の人がクジラを魚だと思っていたからだそうです。
言語(又は漢字)による物事の把握は、必ずしも科学的な分類とは一致していません。
魚類でもないのに「さかなへん」を使う漢字には鯨の他に鮑(アワビ)鰐(ワニ)などがありますし、水中に住む動物なのに蛸(タコ)蛤(ハマグリ)蟹(カニ)蛙(カエル)など「さかなへん」ではなく「むしへん」が充てられているものもあります。
つまりは水中に住む生き物のうち魚として把握されていたものには「さかなへん」が充てられ、それ以外には「さかなへん」あるいは「むしへん」が充てられており、その運用には曖昧な点が数多くあるようです。
ところで鯨ですが、様々な食べ方がありますが、筆者のお勧めはクジラのユッケです。牛肉のユッケと全く遜色がなく、言われなければわからないかも。作り方も簡単。
クジラ肉を薄切りにして、焼き肉のタレ、味噌、コチュジャン、ごま油、にんにく(すったもの)を合わせ少々漬け込みます。
仕上げに白ごまと玉子の黄身を添えて出来上がり。是非試して下さい。臭味、クセもなく美味しいですよ。