クロムツは本当にむっこいの?

おっ、おっ、愛媛県宇和島よりクロムツが入荷しました。

このクロムツ、「海の黒い宝石」、「海の黒いダイヤ」と検索するとたくさんの画像を確認できます。

でっかい目、鋭い牙、武将の甲冑「威色目」のような体色、とても絵になる魚です。

クロムツのムツは、「むっこい」「むつごい」など山形県、新潟県、山口県、そして四国のある一部の地域で使われている脂っぽいと言う意味の言葉が訛ってムツになったと言われています。

実はこの脂っぽさを期待して何度もクロムツを求めてきましたが・・・・・。

確かに上品な脂があり、肉厚な身肉はトロトロに柔らかと言うより、むしろしっかりした食感を味わえて美味しいんです。

しかし、私が求めているのは、名前の由来にもなるくらい脂ののったとろとろなクロムツなんです。

かつて十数年前に、とある定食屋でムツ(クロムツ)の煮付けを食べた時は、脂がのってふんわり柔らかだった印象が鮮明に脳裏に残っているんですが・・・・・。

もしかしたら「ムツ=クロムツじゃない!」可能性が大きいな。

その魚、かつて「銀ムツ」と呼ばれていた「メロー」、マジェランアイナメかも???。

私、カチンコチンに冷凍されたメローや切り身になったモノは何度も見たことがあります。

しかし、この魚がメロだと自覚認識して食べたことがないので残念ながら比較できない。

よ~し、市場に従事している特権を活かして、メローに逢いたい作戦でも展開しようかな。

早いとこ、間違った記憶はリセットしたいな。