近頃、子猫がセリ場を闊歩しています。
それも千葉県富津や横浜は本牧、富岡、小柴辺りからやって来ています。
セリ場に猫?
そんな訳ないよ!
猫は基本的には水が苦手だから、滅多に水浸しのセリ場には姿を現さないんですが・・・・・。
並んでいる発泡ケースを覗いてみると、いましたいました瞳の中に子猫ちゃん。
子猫ちゃんにズームイン、やっと正体がなんだかわかりましたか?
子猫の正体はコウイカの目でした。
ちょっと前まで、あんなに小さかった新子が、あっと言う間に大人のコウイカに成長です。
この姿を見ると、もう1年が過ぎてしまうんだと1年の経過の早さに自分自身驚いてしまいます。
コウイカは、市場ではスミイカと言った方が馴染み深いかもしれません。
まんま墨だらけになっているのは関東(東)風、キレイに仕立てているのが関西(西)風です。
東京内湾産のコウイカは人気が高く、競られる値段も高値安定しています。
そして値段だけじゃなく、肉厚で噛むほどに甘み、旨味を感じさせる味わいは秀逸です。
刺身や天麩羅・フライで美味しいコウイカ、捌く際に墨袋を丁寧に取り出し、自家製イカ墨パスタなんてお洒落じゃないですか。
追伸
ご存知の方が大勢いると思いますが、ヒラメの瞳の中には『ハート』があるので、今度チェックしてみて下さい。