ソウダガツオ!?と思ったら違いました、失礼致しました。
関東ではコメジ、関西はヨコワと呼ばれるクロマグロ(ホンマグロ)の幼魚で、三重県より入荷しています。
クロマグロは、成長と共に呼び名が変わる出世魚です。
(関東地方):コメジ⇒メジ⇒マグロ⇒オオマグロ
(関西地方):シンマエ⇒ヨコワ⇒コビン⇒マグロ
クロマグロの稚魚は、南日本に5~6月に出現し、8月頃には体長20㌢前後に成長し、日本海でも観察できるようになるそうです。
生後1年で60㌢・3㌔、2年で80㌢・10㌔、3年で110㌢・20㌔前後に、超スピードで成長して行きます。
因みに5年で150㌢・55㌔、10年で200㌢・180㌔を超えて成長し、水産総合研究センターによると、クロマグロの寿命は約20年であるとの調査結果が出ています。
ヨコワは、マグロ養殖において欠かすことが出来ない肝です。
タネが無ければ、花も咲かなければ実もつけません。ヨコワは養殖のタネ(種苗)なんです。
曳縄や一本釣り、旋網で採捕されたヨコワ(天然種苗)や、人工種苗のヨコワをもとに、1.5年から3年かけて、巨大マグロを育てるのです。
ヨコワは、カツオとは違って癖も少くなく、あっさりとして、もちもちした感触が特徴だそうです。
なかなかお目にかかるるチャンスの少ないレアなサカナです。