なぜか続いているサゴシの大量入荷。
当社は平塚市漁協の定置網、東京内湾千葉県船橋、隣の会社は静岡県沼津から大量に入荷しています。
毎日この光景を見ていると、誰しもが『どうして?』と理由を知りたくなりますよね。
筆者自身、正直な理由は専門家ではないので分かりませんが、海水温が高いことが原因の1つであると考えます。
体長40~50㎝サイズのサゴシが中心に入荷してきています。
おそらく孵化して1年ぐらいのまだまだサワラの幼魚、正直、値が付き難い状態です。
なぜか、食べて美味しくないと言う固定観念があるからかもしれません。
どうやって食べれば良いのか?試しに調理してみました。
・美味しくない理由として、脂ののり。
だったら油を使った料理で対応しましょう。→ムニエルやフライ等。今回は、竜田揚げにしてみました。
サゴシを捌いていて感じたことは、とても身が柔らかで、注意しないと直ぐに身割れが心配なことです。
①三枚におろしたサゴシを一口大の切り分けます。
②醤油・酒・おろしニンニク・おろし生姜で漬けダレを作成し
③②に①を入れて30分程度漬け込みます。
④漬け込んだサゴシは、軽くキッチンペーパーで汁気を取り、片栗粉を混ぜて脂で揚げるだけで完成です。
あまり揚げすぎると身が硬くなってしまうので、軽く表面がキツネ色になった油から取り出して下さい。
どうですか、かなり仕上りキレイ=純白でしょ。
水気の多い身質だったので、熱を加えてことでふわふわな食感に仕上がりました。
そして肝心の味の方ですが・・・・・。
残念ながら、魚本来が持つ旨味が薄い・足りない感じです。
しかし、不味い訳でもなければ、食べれない訳でもありません。
むしろ娘たちの受けも良く、食べて美味しいかったと言ってくれました。
ただし、素のままじゃなく、ソースやマヨネーズをかけて食べた方が数倍美味しかったのはちょっと微妙です。
この傾向は生食=刺身も同様で、そのままではちょっと厳しいが、ドレッシングなどを合わせると美味しく召し上げれます。
どんな味わいなのか確認する意味、あると思いますよ。